Chief blog塾長ブログ

2017.12.30

英語と数学のシラバスは必要ない

この頃、「授業計画(シラバス)はないのですか?」とお問い合わせがあります。
ただ、Sアカデミーには

シラバスがない

のです。

もちろん、大まかなスケジュールはありますが、細かい日程、たとえば、
1/7に○○、1/14に××というものはありません。
誤解を恐れつついうならば、

細かいシラバスを作るのは素人

だからです。

生徒の理解度は、こちらの計画通りに深まってくれません。
スムーズすぎるほど進むこともあれば、
その逆に、なかなか進まないこともあります。
それなのに、シラバスにこだわってしまうと、
早く進められるところで足踏みをして、
理解不足の箇所をそのままにしてしまう可能性があるからです。

「しっかりとしたシラバスならば、そんなことはない!」

という否定する人もいるかもしれませんが、
そんな人は、授業が分かっていません。
生徒のバックグラウンドは一人ひとり違うのですから、
その生徒が複数になった集団の授業の進み具合を、年度当初に考えることなど不可能です。

分かるところはスピードを上げ、
分からないところは繰り返し、演習を増やしていく。

現在、中学校3年生の教材として、
『速読英単語必修編』を私たちは使っています。
全員が無試験で入った生徒ですが、
地元の打瀬中学校で学年10番以内が2名もいます。

しかし、シラバスはありません。

生徒の力を皮膚感覚で捉えることができて、
経験が豊富であれば、無理に学習塾がシラバスを作る必要はないと私は思います。
特に、英語と数学はそう思います。

2017.12.27

私たちは授業で勝負します

いろいろなところから言われます。

「どうして友だち紹介キャンペーンをしないんですか?」

確かに聞いてみると、大手と呼ばれるところは、
友だちを紹介すると
ディズニーチケットがもらえたり、クオカードがもらえたり、
講習費用が1/2になったりという、
フィットネスクラブが行っているキャンペーンです。

塾を始めたときに、
・特待生は作らない
・モノで生徒を集めない
と思っていましたが、即効性があるこのキャンペーンは魅力的です(笑)
だから、心がひかれないかと尋ねられれば、まぁ、そりゃねぇとなります(苦笑)。

ただ、やはり初心は貫徹します。

私たちのいちばんの「売り」は授業です。

だから、体験授業は最低でも1週間は通しで受けていただきます。
数学は良かったけど、入会してみたら、英語はダメだった、なんてことが
ないようにするためです。
1週間では判断がつかないというならば、
さらに1週間、体験して下さい。
Sアカデミーの勝負は授業なので、その勝負で判断していただきたいからです。

 

そんな私たちも、来春に中学校1年生になる生徒さんへの「体験授業」を行います。
ご興味のある方は、メールか電話でお申し込み下さい!
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2017.12.07

英語は語順

今週から本格的に始めた中学校2年生の復習講座。
Hello, my name is ~. とか、疑問文を作ってみよう!
などという、よくいわれる「復習」ではありません。

何にこだわるかといえば、「語順」です。
語順にこだわれば、品詞を意識するようになります。
名詞は「しり取り」で使えるグループ。
動詞は「Vする」となるもの。

英文の「おまけ」である「どこ」に his schoolは当てはまらないけど
in his schoolはあてはまる。
そこから、前置詞の後には名詞がくるというルールを引っ張ってきます。

否定文にしても、
「この文を否定文にしなさい」とはしません。
問いかけは、「何を否定しているの?」です。
主語? 動詞? 目的語? どこ? いつ?
そうすれば、動詞を否定していることが分かります。

いつもの語順シートと、オリジナルの基礎教材を使った授業の反応はよいようです。

2017.11.16

1・2年生の総復習を始めます

Sアカデミーのカリキュラムは、次の通りです。
(2年生)
12~3月 英語と数学を1年次より、総復習します。
3月~8月(9月)  英語と数学はここで全て完了です。理科と社会は1・2年次の総復習を行います。
8月の夏期講習から、国語の授業もスタートします。
9月~ 理社は2回目の学習を始めます。クラスによって使用教材は異なりますが、難易度を高くしつつ、公民の学習も始めます。数学と英語は、模試の結果を見ながら、弱点をつぶしていきます。2017年度は、英語が8月までにかなり伸びていたので、9月~11月は数学重視で勉強しました。その結果、数学が11月の模試では伸びています。
また、今年度は人数とスペースの関係で新クラスは作れませんでしたが、現2年生では難関私立クラスも作れるといいなぁと。2年生全体の人数は少ないものの、非常に楽しみな生徒が学習をしています。

(1年生)
12~3月 英語と数学を総復習します。2年次になると両教科とも抽象度が高くなるので、この時期にもう一度、やり直しをすることが大切だと私は思います。この時期からは、社会と理科の時間は減らし、国語は漢字を中心とします。英語と数学で点数が取ることが、高校入試を見据えたときに、いちばん有利です。

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2017.10.30

危機感煽れば塾屋が儲かる

先日、本社に保険関係の方がお見えになりました。
とても信頼している方からのご紹介なので、いろいろと話していると学習塾の話題に。

「実は、私の前職は○○という学習塾で小学生の会員を増やす担当をしていました。
その結果、私がいた教室では120名が200名まで増えました」

どうやって増やしたの?

「小学校3年生の子どもたちを集めて、難しいテストを受けさせます。
平均点が30点程度でしょうかね。
その裏番組で、保護者説明会で、中学校入試について話をして、
今の学校の勉強だけではなかなか難しいと伝えます」

ふむふむ。

「テスト終了後、理科の実験をします。
それを保護者には後ろから見学してもらいます。
理科の実験ですから、子どもたちは楽しそうに活動し、
それを見る保護者も満足な様子になります」

それで?

「その実験中に、テストの採点をして、
クロージングの時に点数だけ伝えます。
平均点が30点程度ですから、低い点数が出てくるわけです。
『学習診断を受けますか?』と伝えると、ほぼ全員が受けるといい、
学習診断を受けると、そのまま入会します。
こんな活動をして、小学生が200名まで増えたんですよね」

なんだかなぁ。

「私、そういうのがイヤになって、学習塾を辞めました。
友人で、△△にいるのも、塾内の派閥争いに疲れて辞めたし、
そこでは、大学生の講師が保護者面談で高校選びまでしているんですよ。
分からないみたいだけど、本当にそれでいいんですかね」

ネームバリューがあるというか、
県内で古くからある学習塾というか、
ブランディングが上手だというか、
大手はすごいね。

2017.10.26

誰得なの?

いま、一緒に働いているスタッフは現職だったときの卒業生です。
だから、2人の時には呼び方が「○○」(高校生の時の呼び方)、彼女は「組田先生」です。
昔の関係性はなかなか変わらないようです(苦笑)

学校から塾という業界に入ると、
それなりに驚くことが多くあります。

その1つが「営業」という発想です。

営業とは、
・生徒を集めていくこと
・やめないようにフォローしていくこと
といっても、過言ではありません。

「やめないようにフォロー」といっても、
中には「やめさせないようにする」に比重があまりにも偏っており、
それがフォロー?というのがあります。
その1つが、「生徒に非があるようにして、学習塾に保護者を依存させる」ことです。

私が見聞きしたのは次のこと。

・宿題(課題)を多く課して、やってこない生徒に対しては「この課題をやらないから成績が伸びない」という
・中学生に学習計画表をノートで作らせ、そのノートを書かない生徒には「書かないから成績が伸びない」という

両方の学習塾とも有名ですが、講師のレベルは低いですよ、間違いなく。ほとんどウーンというレベルの大学生ですから。

もちろん、
多くの課題に対応できる生徒
学習計画表を立てられる生徒
の成績はいいでしょうが、私が中学生だったら、どちらかでも完成させられる自信はありません(笑)

両方とも、天下の○○ですから、分母が大きいので、実績は出ています。
実績が出ているから、保護者は必死になります。
それが、生徒全体を分母で見ればごくわずかな「実績」だったとしても、
一定数の合格実績であったとしても、です。

○○は、課題を出さない生徒にオプション(追加授業)を与えます。
保護者はいちばん上のクラスに子どもを行かせるために必死ですし、
子どもはイヤイヤだけど、○○に通っている自分が好きなのかもしれません。

その結果、伸びる力を持っているのに、伸びきらない。

さて、こんな形で得をしたのはどこなんでしょうか?

「このオプションをとって勉強すれば上のクラスには入れますよ」といわれる保護者?
多くの課題を与えられ、それができなくても通い続ける生徒?
到達しがたい希望とオプションを保護者や生徒の目の前にぶらさげる有名学習塾の○○?

最終的に、いちばん傷つくのは誰なんでしょうね。
最終的に、いちばん得をするのはどこなんでしょうね。

私はこんなことをするくらいなら、学習塾をすぐにでも閉鎖します。

2017.10.11

祝・大学合格第1号!

この2ヶ月、生徒の成績が上昇しています。先日の模擬試験でも、400点を超える生徒が多数いました。

Sアカデミーの中3の後期は週7日、教室に来られます。自習の時にも講師はいますので、質問があればいつでも尋ねられます。
教員時代に「生徒を伸ばすなら、こういう環境が必要だ」と思ったことを形にしていますので、
理想的な学習環境が整備されいます。
そうすると、生徒が勉強するようになってくれます。すると、授業にも力が入る。
すると、生徒がさらに勉強する。

こんないい循環が回りつつあります。

昨日は、高校3年生のKさんが合格報告に来てくれました。

大妻女子大学へのAO受験での合格です。(今年は倍率が高いようでした)

AO受験はテクニックではなく、
これからの人生を俯瞰し、どのような人生を歩んでいきたいのか、
どのような生き方を自分は選ぶのかというアイデンティティを見つめ直し、
自分で全ての書類を書くことが大切です。
楽な方向に流されることなく、しっかりと準備をできた結果が、
今回の合格でした!

本当におめでとう!

 

2017.10.04

学習塾2.0

Sアカデミーは、「町の学習塾」ではありません。
いわゆる脱サラした人が始めた学習塾を目指しているわけでもないですし、
教員を希望していたけど、教員になれなかった人が就職する学習塾でもありません。

やる気のある生徒さんを
「この人が学習塾にいるの?」という講師が伸ばす学習塾です。

学力を伸ばすためには、

  1. 自分でシラバスを立てられ、適切に教授できる教科能力
  2. 生徒の気持ちに寄り添える能力
  3. 保護者の方との適切なコミュニケーション能力

という3つの力が必要です。ひとつでも足りなければ、うまくいきません。

逆にいうと、生徒が現在の状況に困っていて、
学習塾側にこの3つの力があれば、学力は伸ばしていけます。
20名以内の少人数授業なら、ほぼ100%です。

Sアカデミーは、
生徒に多くの教材や宿題を与えて分量を増やそうとする塾でもないですし、
本部からの指示通りに営業や授業をする塾でもありません。
そんな「町の学習塾」をするだけなら、学習塾は始めません。
ネームバリューで人が集まるような「張りぼて学習塾」でもありません。

教科指導・生徒指導・保護者対応の3拍子を兼ね備える

学習塾2.0

そんな学習塾です。

2017.09.27

平均点が82点!

自画自賛は照れくさいのでしないのですが、あまりにもうれしかったので、ブログに書きます。

その前に、Sアカデミーの特徴を書きますと、

  • 入塾テストがない
  • クラスはABの2クラス(学力別・基本的)
  • A(Advanced)が人数の13名、Basicクラスは7名で超少人数

多くの塾では、進学実績を出すためにか、勉強の得意な生徒を少人数で、平均~苦手な生徒は大人数の傾向があるでしょう。
Sアカデミーは人数が少ないので、平均~得意な生徒はA、苦手な生徒はBとしているため、
Aの方が多い人数となっています。(といっても、13名)

9月17日(日)に行われたS模擬で、Aの生徒の英語の平均点が82点でした。90点台は前回よりも減り4名でしたが、
100点を取った生徒がでました!

Aクラスの英語の平均点は82点(偏差値64!)です。

いちばんうれしいのは、生徒が満足していないこと。もっと上を目指しています。

ちなみに、満点をとってもおかしくない生徒は、現在7名。
満点を取ることは、模試ではなかなか難しいですが、チャンスがあるのだから目指してもらいたいものです。

Sアカデミーは、生徒が勉強するようになる学習塾になりました!

2017.08.23

Sアカデミーがオープンして1年が経ちました

早いものでSアカデミーを開設して1年間が経ちました。
ずいぶんと当初から変わってきました。

当初は「学習塾」というカテゴリーで考えていたのですが、
徐々に「自分のイメージしていた(過去形)学校のあり方」に近づいてきました。

生徒のことを励まし、保護者の方とできるだけ多く面談をし、
より高い地点に到達できるように励ませています。

面倒見がいいだけなら、近所のおじさんでもできます。
私たちはそれに加えて、学力を伸ばしていける、
高い指導力を持った講師がいます。

さて、Sアカデミーは9月より小学校56年生対象の
「算数道場」をオープンします。
体験授業:(小5) 9月12日(火) 17:30~18:30
(小6) 9月14日(木) 17:30~18:30
説 明 会: 18:30 – 19:00(体験授業の後)
場   所: Sアカデミー第1教室(パテイオス3番街1F)
定   員: 10名

中学生2年生も後期講座が始まります!
<体験授業と説明会>
体験授業:(英語)9月12日(火) 19:15~20:15
(数学)9月14日(木) 19:15~20:15
説 明 会 : 9月16日(土) 19:00~20:00
場        所 : Sアカデミー第1教室(パテイオス3番街1F)