2018.10.30
中学校3年生の保護者面談終了。
高校入試というとても大切な選択が充実できるよう、
広い意味での情報提供などを行いました。
さて、今年で気になったことが、
学校の成績と模試の点数との乖離です。
模試で偏差値65前後なのに、
学校の成績は半分程度というケースがそれなりにあるのです。
私はここで、中学校の先生を批判しようとしているわけではありません。
(現行の成績の付け方には大いに問題があると思っています)
公立高校は次の合計で合否が決まります。
調査書点とは、通知表の点数の合計です。学力検査とは入試のことです。割合からみれば、圧倒的に学力検査(入試)が大きいのです。
学力検査の問題(2018年2月前期数学・千葉)をご覧下さい。
正解率は次の通りです。
どれも正解率は高いですが、これらは全て1問5点の点数です。つまり、ひとつ間違えたら、5教科全ての評定が1下がる=5教科オール4がオール3になり、2問間違えたら、オール2になることと同じです。(実際の通知表で、そんなことはほぼありません)
次に英語です。
リスニング問題で、次のスペリングを書かせます。( )の数字は正答率
これは1問3点。
そして文法語法問題。
正解率は次の通り。
これも全て1問3点。国数英の3教科の評価が全て変わるのと同じです。
最後に英作文。
これは8点問題ですが、8点を取っているのは全体の9.4%です。1学年の教科は9教科ですから、全ての教科が+1になるほどの衝撃が、たった20語の英作文です。
試験問題は、出題者との対話です。
という問いかけです。
高校側からの問いかけと、中学校の先生からの問いかけ、
ここに差異があるときに、両者の点数が広がることもあるのかもしれません。
Sアカデミーは、
高校側からの問いかけ(高校入試)や、
大学側からの問いかけ(大学入試)に、
こだわっています。
どちらの方が合格に近づくかは、先ほどの割合をもう一度、ご覧下さい。