2023.06.11
チューターのC君と話していて、とても納得したことです。彼は、千葉大学附属中学→開成高校→慶應大学(理系)という進学をしています。周囲からは「すごいですね」といわれるようですが、高校時代には苦しい経験をしてきたようです。
彼を苦しめたのは「開成高校に通っているから、このくらいのことは分かるよね」という周囲からの思われ方と、実際には自分では分かっていないのに「もちろん、そのくらいは分かりますよ」というふりをしていたことだそうです。そして、次にも「これは理解できたよね」といわれると、分かっていなくても「はい」と答え、さらに「理解できたよね」「はい」となり、これが続くと「周囲から見られる自分」と「実際の自分」との差が広がり、自分のプライドが邪魔をして、「実はここが分からないんです」と話せなく苦しんでいたとのことです。
また彼自身も、自分ができていない問題を、○○高校(自分の学校よりも学力の低い高校)の生徒ができていると「え、、、」と思うと同時に、「あ、自分も高校名でその人のことを判断していた」と恥ずかしい気持ちになったようです。分からないところは分からない、といえる環境・雰囲気は大切です。「その学校」と「自分の学力」が一致してないことは多くあります。そして、それに苦しんでいる高校生も少なからずいます。特に英語と数学で。
私たちは少人数授業のため、分からない部分は講師が把握できます。だから、弱い部分をサポートすることで、さらに伸びていきます。「高校2年生の時にSアカデミーに来ていたらもっと勉強が楽しかったと思う」 そういう彼の思いに応えられた当塾であるとともに、これからも応えていく学習塾でありたいと思っています。