9月も半ばを過ぎ、私の大学ではちょうど秋学期の科目登録が始まりました。科目登録では基本的に、大学で必修となる授業に加え自分が受けたい授業を選び、専用サイトを使って自分で登録します。「なんだ、大したことないじゃん!」と思うかもしれませんが、舐めてかかると「新入生にして留年確定」なんてことも起きかねません。この科目登録が大学4年間の運命を決めてしまうと言っても過言ではないほど、とても重要なことなのです。
高校でも2,3年生になると理科や社会で選択科目をとることがあるかもしれませんが、大学と大きく違うのは「単位」という存在です。もちろん高校でも授業の単位は存在するでしょうが、大学生になると、4年間で必要な単位数をどのようなペースで、どのような時間割で確保していくのか、自分で計画を立てる必要があります。もし科目登録で授業を登録し忘れて単位数が足りなくなると、その時点で留年が決まってしまうこともあります。
さらに、大学でもGPA(Grade Point Average)という成績評価が付きます。なので良い成績を獲得するためには、取りたい授業の難易度や評価方法を事前にリサーチしておかなければなりません。
また、科目登録の1番の落とし穴は、科目登録期間や細かなルールを自分で調べて把握しておかなければならないことでしょう。中高では大抵の事は学校の先生が連絡してくれますが、大学ではそうも行きません。授業を担当するのはあくまで「教授」であり、私たちの学生生活までも面倒を見てくれることはないのです。
長い受験生活が終わりせっかく大学生としての新たな春を迎えられたのに、科目登録で大失敗!なんてことがあればあまりにも勿体ないです。「自ら計画を立てる」というのは今の受験勉強とも共通するでしょうから、今のうちに計画的に自分の生活を決めていくことが大切です!